一人暮らしであったり、仕事等が忙しかったり。そんな時はどうしても、簡単で栄養バランスの悪い食事を摂ってしまったり、野菜があまり摂れなかったりしてしまいますよね。
野菜にはビタミン・ミネラルなど、身体を健康的に動かすために必要な成分が豊富に含まれています。一方でそれらが不足してしまうことで、

・生活習慣病
・免疫弱化
・便秘

等の体調不良に見舞われてしまう可能性が高いとされています。
 
「そうは言われても、野菜をしっかりと調理できるような時間ってない…」「ジュース感覚で青汁を代用しちゃうのって、アリかな?」そんな想いをお持ちの方もいるかと思います。


青汁は基本的に野菜を原材料として使っている飲料なので、ビタミン・ミネラルそれぞれ数種類にわたって配合されており、健康維持のサポートにも良いそうです。

けれども、完全に野菜代わりとして使用するのは、摂取栄養の偏りを理由に危険とされているようです。

chefs-1665726_960_720それでは、これから記事にて、
 ・青汁を野菜代わりにはできない具体的なワケ

・青汁の持つ効果や効能
・初心者向け健康サポート青汁
・青汁を飲みやすくする方法
・青汁を飲むときの注意点
 
といったコトを詳しく紹介していきましょう!

目次一覧

1.野菜不足は青汁で補える?
1-1.栄養は豊富
1-2.置き換えはNG
1-3.食事はバランスが大切
 2.青汁の持つ3つの健康効果

2-1.便秘の解消
2-2.免疫力アップ
2-3.生活習慣病の予防
3.青汁の持つ美容への3つの効能

3-1.美肌
3-2.口臭防止
3-3.デトックス効果も
4.【野菜不足に】おすすめの青汁TOP3

4-1.大麦若葉青汁(大正製薬)
4-2.桑の葉青汁(太田胃散)
4-3.極の青汁(サントリー)
5.【慎重な人向け】おためし青汁TOP3

5-1.めっちゃたっぷりフルーツ青汁
5-2.本搾り青汁 ベーシック(ファンケル)
5-3.青汁畑
6.青汁を楽しく摂るための3つの方法

6-1.ベーキングパウダーを混ぜる
6-2.ポタージュと一緒に
6-3.ヨーグルトに添えて
7.青汁を飲む前に知るべき3つの注意点

7-1.薬や体質を確認
7-2.飲みすぎはNG
7-3.飲んではいけない人について
8.まとめ

1.野菜不足は青汁で補える?
1-1.栄養が豊富

green-juice-769129_960_720序盤で少し紹介した通り、青汁には、
ABCE等のビタミン数種
・鉄分、亜鉛等のミネラル数種
などが含まれています。

ビタミン
ミネラルとは、.身体の機能をたもたせるうえで欠かせない成分です。5大栄養素として分類されることもあり、身体を構成する役割を果たす、


・炭水化物

・タンパク質
・脂質
と言った成分に次いで重要とされています。 

ビタミンやミネラルには上記の成分で構成した身体を、より健やかに、より能率的に動かすことに役に立つとされているようです。

この他、青汁の主成分にはダイエットでおなじみの「食物繊維」」も含まれています。
食物繊維とは、

・コレステロールの吸収を抑える
・便通を良くする

と言ったコトに効能を示す成分です。一見すると簡素な効果に感じられるかもしれませんが、実は便秘を解消することは、

・身体の免疫を下げる可能性のある不要物・老廃物を排出
・上記により、血液から不要物や老廃物が身体をかけ巡るのを防ぐ
・血流を良くして、身体をより健康的にするよう機能する

といったコトにもつながりやすいのだそう。

このために近年では、5大栄養素に食物繊維を追加し、6大栄養素」と呼び、重要な栄養素の1つとして数えることもあるとされています。

1-2.置き換えはNG

野菜と似た成分がある青汁。一見すると野菜不足をコレだけで補ってしまってもよいように感じるかもしれませんが、やはりソレはNGであるそうです。

この理由は主として、青汁を構成する素材の野菜の種類にあるとされています。

私たちが日々「野菜」と称して摂取している植物性の食品には実は種類が2つあります。

そしてそれは、

・緑黄色野菜
・淡色野菜

として分類しているようです。

青汁については、

・ケール(緑黄色野菜の王様)
・明日葉
・大麦若葉

と言った野菜を主に使っていて、これらは基本的に緑黄色野菜に分類されています。
緑黄色野菜は、青汁の主な効能の要因であるビタミンやミネラルを豊富に含み、身体の健康維持にも役立つタイプです。

しかしながら一方で、淡色野菜にはかなわないという側面として、

・水溶性食物繊維
・水分

等が少なめであるともされています。

淡色野菜に含まれる上記成分には、

・便を柔らかくし、出しやすくする
・水分を補強する
・摂った食物をゲル状にして、お腹にたまりやすくする

と言った働きがあります。そして、

・胃腸への負担が少なめ
・食べ過ぎを防ぐ
・便秘を解消する

といった点に優れているそうです。

また、単純に緑黄色野菜だけを食べていると、摂った栄養に偏りが出てしまう恐れがあります。

以上を踏まえて、緑黄色野菜、淡色野菜、どちらもバランスよく摂取することが大切であるようです。

1-3.食事とのバランスが大切

上記で紹介した通り、実は野菜のジャンルとして偏りのある青汁。

このため、健康維持のために摂取する場合、青汁のほかに淡色野菜の料理を作っておくことが大切とされています。

ちなみに、淡色野菜とは、

・カブ
・大根
・キャベツ
・玉ねぎ

といった、比較的色素が薄めの野菜のことを指しています。

以上のような食材で簡単なサラダを作ったり、切って煮るだけの簡単なスープを作り、青汁と併用する方法もオススメです。

また、野菜はもちろん体の健康維持に大切ですが、

・ご飯やパン等の炭水化物
・肉、魚等によるタンパク質や脂質

などの、身体を動かしたり、皮膚や筋肉、内臓を構成したり、と言った働きをする成分も重要です。

以上の食品もバランスよく摂取することが、結果的に身体を健康かつ能率的に動かすために役立つとされています。

2.青汁の持つ3つの健康効果

2-1.便秘の解消

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それでは、健康維持に良いとされている青汁の具体的な効能について紹介しましょう。
青汁の効果の中でも特に報告が多いのは、便通の改善による、便秘体質の解消と言ったものであるようです。

青汁には、便秘の改善を促す成分、

・水溶性食物繊維…便に水を含ませて柔らかくし、排出しやすくする
・不溶性食物繊維…便の量を増加し、腸に刺激を与えて便を排出しやすくする

などの成分が含まれています。

また、先述した

・ビタミン…血行を良くし、臓器など体内の活動を活性化させる
・ミネラル…体内の水分量を調整して、排便を促す

等の成分も、便秘解消のサポートとして働くと言います。

以上のように、含まれている成分同士の相乗効果によって頑固な硬い便秘や長年の悪便通体質も改善できたという事例があるようです。

2-2.免疫力アップ

青汁に身体が病気にかからないよう、抵抗力を高め効果も期待できるそうです。

この効果が発揮される理由は、青汁に含まれているビタミンやミネラルに、身体が健康的に機能するよう促すための働きがあるからとされています。

その具体的な例として、含まれている成分の働きについていかに詳しく紹介しましょう。

【ビタミン】

・ビタミンA…一般的に病原菌の入り口となる、喉や鼻の粘液が分泌されやすくする。このため、粘膜がパワーアップし、病原菌をブロックする機能をが高められる。
・ビタミンB…各所神経の働きを整える。このために神経伝達物質等も適切に分泌されるようになり、疲労やストレスが和らぎやすくなる。
・ビタミンC…体内に入ったウイルスが増えないよう、サポートする機能がある。
・ビタミンD…身体に入り込んだ、ウイルスなどの有害な異物を排除し、病気の発症を防ぐ働きをサポートする。
・ビタミンE…血液をサラサラにして血行をよくする。血液が巡りやすくなると、皮膚や細胞の働きが活性化し、抵抗力が強くなり、ウイルス感染等を防ぐサポートとしても機能しやすくなる。

【ミネラル】

・カルシウム…神経伝達物質を分泌する量を調整する。これにより、ストレスが原因で起こる悪影響・過敏症などを防ぐ。
・亜鉛…病気の原因であるウイルスの侵入を防いだり、働きを抑えたりするという、TK細胞」が機能しやすくなるようにサポートする。
・鉄…白血球の働きをサポートする。白血球には、病気の原因ともなる有害物質・ウイルスが身体に入ってきても、闘ってやっつけ、身体の健康を守ろうとする働きがあ

以上の働きによって神経、血液、臓器etcといった、身体の機能を内部からパワーアップし、病気になりにくい体質を作り上げていくのだそうです。

2-3.生活習慣病の予防

青汁の持つ成分には、動脈硬化や、高血圧、高脂血症などの、生活習慣病の予防にも役に立つとされています。
その理由は、以下の成分と働きによるものであるそうです。

・食物繊維…腸内を移動する途中、高脂血症等の原因でもあるコレステロールに吸い付く。便と一緒に体外へ排出させ、再び身体中を巡ってしまうことを防ぐ。
・ビタミンA…大気中から摂取し、血中に取り込まれ、血液をドロドロにする活性酸素の働きを抑える。このことによって、血液がサラサラになりやすくなり、動脈硬化等の血流がスムーズでないことによって引き起こされてしまう疾病を防ぐことに役立つ。
・ビタミンE…血流を良くし、不要物を排出する働きを高める。この他、活性酸素の働きを抑えて、動脈硬化等の疾患を防ぐ。

3.青汁の持つ美容への3つの効能

3-1.美肌

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青汁の効果は健康の維持だけでなくて美容、特に美肌に対しては高い効果を発揮します。
その理由は、以下のような成分と働きによるとされています。

・食物繊維…腸内の老廃物や不要物を排出する。これによって、血液を通して身体で再利用されるのを防ぐ。(=肌荒れを原因から防ぐ)
・ビタミンB…皮膚を作る「タンパク質」を生成するサポートをする。不要物を排出し、栄養を取り入れて、健康的な肌状態を保とうとするターンオーバーにもかかわる。(=ニキビや吹き出物といった、肌荒れを防ぐ。)
・ビタミンC…細胞内の水分を保とうとするタンパク質、コラーゲンを作るサポートをする。保湿に役に立つ。(=肌のハリやツヤが促され、若々しい印象になる。)
・ビタミンE…血行を促すことで、不要物、老廃物を排出する。この働きにより、肌の細胞の健康を維持する。(=肌荒れ・肌トラブルを防ぐ。)

3-2.口臭防止

青汁には、多くの人の悩みでもある「口臭」を防ぐのにも効果的であるとされています。

すでに紹介した通り、青汁の主な素材は「緑黄色野菜」です。このため、「クロロフィル」という、緑黄色野菜の葉を構成する色素を摂取することが出来ます。

このクロロフィルと言う成分には、血液をドロドロにする活性酸素の働きを抑え、血流をサラサラにする働きがあります。

この働きは、

・不要物を排出し、栄養を利用する代謝を活発にする。
・臓器等の働きを活発にする。

と言った、身体を健康的に動かすためにサポートするそうです。」

したがって、

・老廃物を不要物が身体にとどまるのを防ぐ
・腸の働きを活性化し、便秘を防ぐ

などの効能を発揮し、口臭の原因でもある留便がガスを発生し、口から臭気を発するのを防ぐことが期待できるそうです。

この他、クロロフィルには殺菌の作用があるので、

・歯周病
・虫歯

と言った、口中の雑菌等が原因で起こるお口トラブルの解消にも役に立つとされています。

3-3.デトックス効果も

青汁に含まれる成分には、ダイエットにも役立つデトックス効果が期待できるとされています。
デトックス効果とは一般的に、

・疲労、肌トラブルなどの原因物質、老廃物を排出
・便秘などの不要物を排出する

などを促すことで、身体から毒素を抜きだすというコトを指すようです。

そして青汁には、

食物繊維…コレステロールや老廃物に吸い付いて、便と一緒に排出させる。この他、腸内にとどまる便に水分与えて柔らかくし、排出しやすくする。
ビタミン各種…活性酸素の働きを抑えたり、血行がスムーズになるようを改善する。不要物を排出し、栄養が取り入れやすくなるようサポートする。
ミネラル各種…身体を巡る「体液」の量や、バランスを調整する、不要物を排出しやすくする。神経伝達物質を適正に分泌するよう促す。

といった、成分および働きがあるとされています。

また、上記のような働きは、

・太りやすい(=不要物をため込む)体質
・余分な脂質の吸収
・便秘による老廃物の体内循環

などの防止にもつながるため、ダイエットにおける「痩せない」原因の解消にもつながりやすいのだそうです。

4.【野菜不足に】おすすめの青汁TOP3

4-1.大麦若葉青汁(大正製薬)

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これから青汁を飲もうとしている場合、まずどれにしようか迷ってしまいますよね。
そんな時にオススメなのが、鷲のマークの大正製薬による、「大麦若葉青汁」です。

大麦若葉青汁はその名の通り、大麦若葉を中心に含む青汁。青汁の原料としてはクセが少なく、そしてビタミンやミネラル等の栄養もタップリと含まれています。

そして注目の成分・キトサンも配合されているので、

・脂質の吸収抑制
・抗酸化作用

と言ったコトに対する高い効果も期待できるそうです。

キトサンはダイエット食品『カロリミット』よりも多く含まれているため、

・脂質異常など、生活習慣病の予防
・脂肪を燃やして痩せやすい体質にする(=ダイエットに利用する)

などの目的で青汁を飲む場合、特にピッタリであるとされています。
また、健康食品の証でもある「特定保健用食品」であるのも、注目すべきポイントと言えます。

味については、

・青汁の原料の中でも特にクセが弱めの大麦若葉
・抹茶を含有

と言った面から、比較手マイルドで飲みやすいとされているようです。

4-2.桑の葉青汁(太田胃散)

2番目にオススメの「桑の葉青汁」は、食べ過ぎ・飲みすぎといった胃痛時の救世主としておなじみの「太田胃散」から販売されいるものです。

名前の通り、主役の素材には桑の葉を使用しています。このため、桑の葉の働きである、

・糖が体内で吸収されるのを防ぐ
・貯蓄された糖が脂肪となるのを防ぐ

コトに効果があり、肥満を根本的に防ぐのにもよいとされているようです。

このため、糖尿病・高脂血症などの生活習慣病の予防や、ダイエットのサポートとしても役に立つとされています。

4-3.極の青汁(サントリー)


3番目にオススメしたいのが、「極みの青汁」です。
この青汁は、ビールや清涼飲料水で知られるメーカー・サントリーが開発したものになります。

「極み」という名前にもあるとおり、非常にこだわりを持って作られていて、

・豊富な栄養とマイルドな味わいの大麦若葉
・「黄金のポリフェノール」を持つ明日葉
身体の健康維持に効果的な高機能タンパク質
・身体の抵抗力を高めて風邪を防止、味も飲みやすくする煎茶・抹茶

以上3種の素材を配合しています。

また、飲料メーカーサントリーによる青汁であるためか、味も他社と比べてマイルド。

・抹茶の味わいが嫌いではない
・あらゆる栄養をしっかりと摂りたい
・ダイエットと栄養、一挙に効果を得たい

などの目的で青汁を選ぶ場合、「極みの青汁」がオススメと言う声も複数寄せられているようです。

5.【慎重な人向け】おためし青汁TOP3

5-1.めっちゃたっぷりフルーツ青汁

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「青汁は摂りたいけど、いきなり青々しいものを買う勇気はない…」
「クセ強い味じゃあ、飲める自信がない…」

そんな人にオススメな青汁こそが、「めっちゃたっぷりフルーツ青汁」です。この青汁の会社のフルーツ青汁は芸能人にも人気が高く、複数人のファッションモデル、人気読者モデルのペコさんといった「オシャレ・美のプロ」と言った人々も使用。

特にペコさんについては、10kgの減量に成功していて、体型が見違えるように変化した成功者の一人でもあるようです。

ふつうの青汁とはちょっと違うユニークなタイプで、

・フルーツ(イチゴ、アプリコット、リンゴ等)
・野菜(ブロッコリー、トマト、ニンジン等)

と言った、ビタミン等の栄養を豊富に含みつつ、多彩な味わいを楽しめるようになっています。
「青汁を始めたいけれど、フルーツジュースのような感覚で摂取したい」「どうしても、苦いのだけはイヤ」そんな人には、特にオススメしたいタイプの青汁です。

5-2.本搾り青汁 ベーシック(ファンケル)

ケール青汁とはどんなもの?

スキンケアやコスメで知られるファンケルによる青汁です。素材には緑黄色野菜の中で最も栄養価が高いとされているケールを使用しています。

ケールとは、一見キャベツにも似た外見の野菜ですが、

・数種類のビタミン
・鉄分、カリウム等を始めとしたミネラル

などの栄養を豊富に含んでいる植物です。

このため、上記成分の働きにより、

・糖、脂肪などの摂りすぎや貯めすぎ
・血液のドロドロ化

を防いで、生活習慣病の発症を防ぐことにも役立つとされています。

また、緑黄色野菜の王様・ケールを生葉のままタップリと使用しているので、その成分や効能もあまさず凝縮しているのだそう。
このため、本気で身体の健康をサポートしたい時に、オススメの青汁でもあるようです。

5-3.青汁畑

青汁畑は、「明日葉」「大麦若葉」という青汁の中でも特に人気の高い素材を同時に摂取できるタイプです。このため、

・複数ビタミンの働きによって、身体がイキイキと活動する
・明日葉の黄金ポリフェノールによる、高い抗酸化作用が発揮される
・ミネラルによる、身体の体液や神経の調子を整える作用がある

などの効能が期待できると言います。

そして、

動脈硬化
・高脂血症
・脂肪肝

といった生活習慣病の予防
さらには、疲労・ストレスも解消し、免疫力を強めて、体の抵抗力を高める効果も期待できるそうです。

また、美容を意識した2種の成分、ヒアルロン酸、コエンザイムQ10と言ったモノも配合しているのだとか。

上記の成分には、「肌の水分をキープする」「ツヤやハリを促す」といった効能があるため、美しく若々しい肌を保つのにも効果的なのだそうです。

6.青汁を楽しく摂るための3つの方法

6-1.ベーキングパウダーを混ぜる

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「せっかく青汁を買ったのに、とても飲める感じじゃない…」
「でも、捨てるのはもったいないなぁ…」

そんな時は、ベーキングパウダーを使って料理してしまうのがオススメです。
ベーキングパウダーとは、ケーキやパン、焼き菓子の素材として用いられる粉を指していて、別名「ふくらし粉」とも呼ばれています。

このベーキングパウダーと一緒に、青汁(粉末)を混ぜ、さらに卵などの素材を混ぜ焼き菓子を作ると、過熱による化学反応で青臭さが弱くなります。そして「ビターな味わいでふっくらとした食感」といった特徴のある食品に仕上がります。

抹茶風味の味わいが好きな場合、特に楽しく摂取できる方法です。

6-2.ポタージュと一緒に

「焼き菓子を作る時間は無いし、もっと能率的に摂っちゃいたい…」

そんな時にオススメなのが、スーパーやコンビニなどで売っている、お湯を注ぐだけで完成するインスタントポタージュに、青汁(粉末)を混ぜると言った方法です。

混ぜるとき、味わいの相性からオススメなのは、白いポテトポタージュとされています。

青汁をブレンドしたポタージュは、ホウレンソウ入りのポタージュに近い味わい。このため、クリーミーさの中に野菜の風味がアクセントとして効いている、絶妙な味わいのスープへと仕上がります。

また、スープは基本的に温かいお湯を注いで作ります。
このため、身体の内側を温め、内臓などの働きを活性化し、血行をよくしたりといった、より高い健康への効果も期待できるそうです。

以上を踏まえて、

・時間をかけずに作ってしまいたい。
・効率的に栄養を摂取したい。
・身体を温めて、身体の内部機能を活性化させたい。

と言った、能率と効果を求める場合、特にオススメの方法とも言われています。

6-3.ヨーグルトに添えて

「甘いものが好きなので、青汁をデザートのように摂取したい」
そんな時にオススメの方法は、ヨーグルトに混ぜてしまうことです。

酸味と甘みによるまろやかな味わいのヨーグルトに、ほろ苦い青汁を混ぜるのは一見ちょっと危なく見えるかもしれませんね。

けれども、この甘味と、青汁のビターな味わいの相性は、意外にも良好。クリーミーなヨーグルトと交わることによって、絶妙な味わいを発揮します。
人によっては「抹茶のレアチーズケーキを食べているみたい」という意見を持つ人もいるようです。

また、ヨーグルトには豊富な健康成分が含まれていて、

・カルシウム…骨を丈夫にしたり、適正に神経伝達物質を分泌させようとする
・乳酸菌…腸内環境を整え、便秘解消をサポートする
・タンパク質…肌を構成したり、皮膚を丈夫にしたりする。

と言った成分が豊富に含まれています。このため、精神や身体の健康をサポートして、QOLを上げる若々しくきれいな肌を保つことで、健康美を維持しやすくする、などの効果も期待できるそうです。

7.青汁を飲む前に知るべき3つの注意点

7-1.薬や体質を確認

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ここまで青汁の良い点について紹介してきましたが、反面注意が必要な点もあるとされています。そのうちの一つが、現在摂取している薬と青汁の相性です。

青汁は、血管に問題がある時に処方される「ワーファリン」という薬とは一緒に服用してはいけないとされています。

この理由は、血液をサラサラにする成分を持つワーファリンと、青汁に含まれるビタミンKが合わさることで、血液が固まってしまうから。

そして、血液が固まることによって、血流が悪くなり、ワーファリンの発揮しなければならない効能が弱まり、薬を服用する意味がなくなってしまうからなのだそうです。

また、服用者の体調によっては、この状況によって、不整脈・血管障害といった、身体への不調をきたしてしまう可能性もあります。

青汁は健康を維持するための食品です。
このため、健康を阻害する可能性がある場合は、服用は避けるべきでしょう。

7-2.飲みすぎはNG

青汁は、メーカーごとに定められている、決められた1日の摂取量を守り、飲みすぎないようにする必要があるとされています。

この理由は、青汁に含まれる豊富な食物繊維と腸の関係にあるようです。

青汁の最も特徴的な成分でもある食物繊維には便秘の解消を促し、健康的な腸内環境を作り上げるのに役立つ成分であると言われています。しかし、摂りすぎてしまった場合は、

・腸の蠕動を活発にしすぎてしまう
・便が柔らかく、排出されやすくなり過ぎてしまう

と言った働きにもつながる恐れがあります。これらの状態は、腹痛や下痢と言った体調不良の原因にもつながってしまう可能性があるようです。

また、青汁に含まれている食物繊維の1つ、不要性食物繊維には、水分を吸収する効果があります。
このため、摂り過ぎてしまった場合は、体内の水分どころか便からも水分を吸収してしまい、硬く出づらい便へと変えてしまうこともあるようです。

以上のために、便秘を解消するはずの食物繊維の摂り過ぎにより、逆に便秘が悪化してしまう可能性もあるとされています。

7-3.飲んではいけない人について

薬や過剰摂取といった外的な要因だけではなく、青汁は内的な要因・アレルギーによって、副作用が生じてしまうことがあるとされています。また、先ほど紹介した例だけでなく、

・慢性病(生活習慣病)の治療中である
・腎臓病の治療中である
・不妊治療中である

以上に該当する場合は、摂取を避けなければいけないとされています。

慢性病の場合は、青汁に含まれる成分と薬の成分の働きが真逆で、薬の効果を弱めてしまう可能性があります。
そして、腎臓病を患っている場合は、青汁に含まれるミネラル・カリウムの摂取量が上限を超えてしまう可能性があるためとされています。

カリウムを摂り過ぎた場合、高カリウム血症という、

・不整脈等
・吐き気
・手や足のしびれ
・だるさ

などの症状を引き起こす可能性があるのだそうです。

また、不妊治療中の場合も、身体の状況や治療の内容によって、体調不良になる場合があるため、青汁の摂取は極力避けた方が良いとされています。

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本記事での序盤で紹介した通り、野菜不足は青汁の力だけでは解消できないとされています。しかし、豊かなビタミンやミネラル、そのほかの成分をタップリと含んでいるため、

・便通の解消
・免疫力アップ
・生活習慣病の予防

といった健康維持への効果。そして、

・肌を美しくする
・口臭を防止する
・老廃物を排出し、デトックス

といった、美容を保つための働きには、大きな期待が持てるのだそうです。

また、青汁はいくつものメーカーで販売されていて、

・大正製薬
・太田胃散
・サントリー

などによる、健康維持を意識した体に優しいタイプ。そして、

・フルーツジュース風味
・贅沢素材
・美肌に良い成分も含有

など、飲みたい人のニーズに合わせた様々なタイプが存在しています。

以上のように、様々存在している青汁の中から、味・効能・成分・素材など、自分に合いそうなタイプを選んでみること。

そして、自分に合いそうな青汁を選んで買ったら、毎日無理なく、ご飯も野菜も程よく食べつつ、栄養バランスが心配な時に力を借りる、と言った摂取方法をオススメしします!