お子さんにはたくさん野菜をとってすくすくと健康に育ってほしいと思うのが親心ですよね。
とは言うものの、なかなか十分に野菜を料理したり、食べさせるのは難しく、困っている方も多いのではないでしょうか。

子どもが野菜嫌いの場合は特になかなか食べてくれない野菜ではありますが、そんな野菜嫌いでも子どもでも手軽に野菜を摂ることが出来ると今注目されているのが、青汁です。

罰ゲームに使われるなど、あまり美味しいイメージのない青汁ではありますが、実は今、子ども向けに味が改良され、豊富な栄養が含まれた青汁も販売されています。

今回はそんな子ども向けの青汁はどのようなものなのかをご紹介していきたいと思います。

目次

1.子供の野菜嫌いがいけない理由とは?
1.1代謝が悪くなってしまうから
1.2免疫力が低くなってしまうから
1.3腸内環境が悪くなってしまうから
1.4集中力が散漫になってしまうから

2.子供が食べるべき野菜の量とは?
2.1子供が食べるべき野菜量は年齢によって変化する
2.2食事で野菜全てを補うのは難しい

3.子供でも青汁は飲めるの?
3.1青汁は子供でも飲むことができる
3.2小さい年齢であっても飲むことができる
3.3子供に初めて青汁を飲ませる時はアレルギーに気をつける

4.子供に飲ませるのがおすすめの青汁を選ぶポイントとは?
4.1添加物など、体に悪いものが入っていないものを選ぶ
4.2栄養が豊富に含まれているものを選ぶ
4.3原材料に注意して選ぶ

5.子供に人気の青汁とは?
5.1フルーツの味だから飲みやすい、こどもバナナ青汁
5.2粒だから青汁の味が苦手でも安心、ステラの贅沢青汁
5.3抹茶風味が強くて飲みやすい、青汁三昧
5.4野菜ジュースのように楽しめる、こどもフルーツ青汁

6.子供に飲ませる時に注意するべきポイントとは?
6.1有害な添加物が入っていないかを確認する
6.2飲みすぎないように気をつける
6.3検査をしていることを確認する

7.青汁嫌いな子におすすめ、アレンジレシピとは?
7.1カルシウムも一緒に取れる、まろやか青汁ラテ
7.2冷たい甘みで青汁の匂いも気にならない、青汁アイスクリーム
7.3知らないうちにもりもり食べてしまう、青汁入クリームシチュー

8.まとめ

1.子供の野菜嫌いがいけない理由とは?

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人参やピーマンと言った土臭いなどの匂いの強い野菜はなかなか子どもは食べてくれませんよね。

料理に紛れ込ませるとしても、忙しいお母さんやお父さんたちにとって小さく野菜を切り刻むのはなかなか手間がかかるのではないでしょうか。

しかし、子どもの頃に野菜を取らないと、様々な弊害があります。
それは、野菜に含まれている豊富なビタミンやミネラルは単一なものではなく、複数含まれているからです。

それでは、野菜を取らないとお子さんにはどのような弊害があるのでしょうか?

1.1代謝が悪くなってしまうから

野菜の中でもブロッコリーやほうれん草といった緑黄色野菜には、豊富なビタミンBや葉酸が含まれています。これらの栄養素は筋肉を作ってくれます。
筋肉が多く作られていると基礎代謝が向上するため、普通に生活していても代謝が良くなります。
また、トマトやレモンなどに含まれているクエン酸は代謝をよくしてくれる働きがあります。

他にも野菜に含まれているビタミンやアミノ酸などの栄養素は代謝に深く関係のあるものが多いため、野菜不足になると代謝が悪くなっていってしまいます。

代謝が悪くなると体に余計な毒素が溜まっていってしまうので、病気にかかりやすくなるなどの弊害が起こります。

1.2免疫力が低くなってしまうから

多くの野菜には酵素が含まれています。この酵素は細胞の働きを促進する働きがあるため、病原菌が体内に入っても素早く対応することができます。

また、白や黄緑色の淡い色の野菜の総称である、淡色野菜や緑黄色野菜は免疫力が向上すると言われています。
これは、クロロフィルやリコピン、ポリフェノールなどといった免疫系に作用する栄養素が豊富に含まれていることからのようです。

昔から野菜を食べなければ風邪を引きやすいなどといいますが、それは免疫系に作用する栄養素が豊富に含まれているのが野菜であるため、一番効率的に吸収できるからだと言われています。

1.3腸内環境が悪くなってしまうから

野菜には豊富に食物繊維が含まれています。特にさつまいもやごぼうなどと言った野菜には便秘対策のお茶などにも活用されるほど豊富に不溶性の食物繊維が含まれています。

食物繊維が足りないと、便秘につながります。
腸内環境が悪くなると腸に老廃物が溜まっていってしまうので、肌の調子が悪くなってしまったり、ニキビがでるなどの弊害も見られます。

特に腸に老廃物が溜まったままだと空腹感を感じることなく、なぜかいつも眠くなってしまったり、存分にご飯を食べられないなどの現象も見られます。

特に子どものうちは便秘解消に下剤を使うのはあまりおすすめしないので、便秘に効果的な不溶性食物繊維を積極的に摂ることで解決することをおすすめします。

1.4集中力が散漫になってしまうから

体内で必要なビタミンや鉄分が不足してしまうと、脳には十分な力が行きわたりません。
そうなると脳は力を温存するために酸素を消費しない低酸素状態に陥ります。これは、体内環境を維持するためです。

しかし、それによって脳は酸欠状態になるので脳の働きは低下し、カルシウム不足にもつながってしまいます。

カルシウム不足は気持ちをいらいらさせやすかったり、睡眠不足を引き起こしたりします。最終的には集中力が薄れてしまうこともあるようです。

体内で必要なビタミンや鉄分を食材から取り入れようとすると、一番おすすめなのはやはり野菜です。

野菜にはビタミン、鉄分、そしてカルシウムも豊富に含まれているので、お子さんの集中力が上がると言われています。

2.子供が食べるべき野菜の量とは?

野菜が不足すると、便秘や風邪に引きやすいという症状につながる他、集中力の低下にも関わってきます。
特に年齢が上がるにつれて受験などが関わってくるため、特に野菜不足には注意していきたいですよね。

野菜不足は子どもにとって様々な弊害があるということがわかりましたが、それではどのくらいの量を一日に食べるのが正しいのでしょうか。

2.1子供が食べるべき野菜量は年齢によって変化する

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子どもが食べる野菜量の目安は、厚生労働省が数値化して奨励しています。
それによると、幼稚園生は210g程度、中学生になると350gが目安だそうです。

もちろん年齢によって摂るべき野菜の量は変わってくるものの、幼稚園生の時から大人の摂取量の3分の2は食べるように推奨されているので、あまり大人との差はないように考えられます。

ちなみに大人の一日の野菜摂取量の目安は350gなので、小学校高学年に近づいてきたら大人と同じ量の野菜を摂るのがおすすめです。

しかし、健康にいいのは分かっていても野菜嫌いな子にとってはすこしの野菜も毎日食べさせるのはかなり難しいのではないでしょうか。
又、お昼ごはんの場合は給食などを残すことが出来るので、推奨されている野菜摂取量を完璧に守ることが出来ている人はかなり少ないと思います。

2.2食事で野菜全てを補うのは難しい

最近では、朝からパン食であったり、夜も塾で忙しいお子さんの場合にはコンビニでのお弁当を買って食べるなど、なかなか栄養バランスのいい食事を取ることができるきっかけが減ってきました。

特に、ハンバーガーやパスタなどといった欧米系の食事はエネルギーは手軽に摂取できるため子どもに人気ですが、脂質が多いため太りやすく、それ以外のビタミンやミネラルがかなり少ない傾向があります。

もちろんエネルギー源としてのカロリーは十分に摂ることが出来ているため、活動は可能です。
しかし、炭水化物やタンパク質、脂質などといったエネルギー源は、適切に代謝されなければ脂肪として体に蓄積されていきます。

これらを代謝する栄養素であるビタミンやミネラルは、野菜や海草類に豊富に含まれています。
その為、それらを摂ることができない食事を続けていくと、エネルギーを代謝できない体になってしまいます。

それを防ぐためには、今の食生活を少し見直すことが重要です。

3.子供でも青汁は飲めるの?

食生活を改善しようと考えても、親の立場では忙しい中で野菜嫌いの子対策の料理を作るのは難しいし、子どもにとっても塾や習い事で食べる時間がなかなか取れない子も多いのではないでしょうか。

そんな人におすすめなのが、青汁を飲むことです。豊富に含まれている栄養素は普通の野菜ジュースよりも吸収率が高く、どこでも手軽に飲むことが出来ます。

それでは、いくつから青汁は飲むことができるのでしょうか?

3.1青汁は子供でも飲むことができる

健康食品やサプリメントなどと違って、青汁は薬ではありません。

野菜が濃縮されて作られている飲み物のため、野菜を食べるのとなんら違いがありません。
その為、青汁を飲むのに年齢制限はありません。

ただ、離乳食前の赤ちゃんや、離乳食真っ最中の赤ちゃんにとっては刺激が強い場合があります。
特に青汁にはちみつが含まれている場合、1歳以下のお子さんには飲ませることがないように注意することが必要です。

あまり早く青汁を飲ませると栄養を取らせすぎてしまう場合があるため、いつ飲ませればいいのか判断できずに心配な方は検診などで尋ねてみるのもいいかもしれません。

また、青汁を飲む目安量に決まりは特にありません。
ただ、あまり飲みすぎるのも逆に害になる場合があるため、大人の目安量の半分を飲ませ始めるのがおすすめです。

3.2小さい年齢であっても飲むことができる

離乳食を卒業すると、子どもは大人と同じ内容の食事を食べることが出来ます。
その為、青汁も飲むのも可能になってきます。

しかし、実際に青汁を飲ませ始めるのが一番オススメなのは、6歳位になってからです。
これは、その頃になってくるとしっかり消化器官が発達していくため、豊富に栄養が含まれている青汁もしっかりと消化し、吸収することができるからです。

それ以前に飲ませることに反対はしませんが、消化する際に腸に負担がかかるお子さんもいるので、あまりおすすめはしません。

3.3子供に初めて青汁を飲ませる時はアレルギーに気をつける

お子さんに青汁を飲ませる際に一番気をつけなければいけないのは、アレルギー反応の有無を確かめることです。初めて口にする場合に子どもはアレルギー反応を起こす場合があります。

普段口にすることがないような野菜などが青汁には含まれている場合があるので、初めて青汁を飲ませる場合には少量を飲ませて、反応を確かめてみてください。

何も問題がなさそうであれば、何日かに分けて経過を観察し、その後普通に青汁を飲ませることをおすすめします。

ただ、その際は大人用に作られているものは濃いように感じるお子さんもいるため、最初は少なめの青汁に牛乳やフルーツジュースなどで薄め、青汁は美味しいものだという印象付けを行うのがおすすめです。

また、飲み続ける際にも体調によってその日飲む青汁の量を多くしたり少なくしたりするのがおすすめです。

4.子供に飲ませるのがおすすめの青汁を選ぶポイントとは?

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どの年齢になれば青汁を飲ませてよいのかわかったところで、子どもに飲ませる青汁選びをしていきましょう。

今ご自宅で青汁を飲んでいる場合はそれを飲ませてもよいですが、新しく青汁を購入する場合にはどの商品を選べばいいのか悩むところですよね。

特に様々な栄養が含まれているのが分かっても食品ですので値段で選ぶのが正しいのか判断しづらい方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために青汁を選ぶポイントをご紹介していきます。

4.1添加物など、体に悪いものが入っていないものを選ぶ

まず一番気をつけたいのが、青汁の商品の中に体に影響がでるような添加物が過剰に入っていないかどうかです。

現在飲んでいる青汁の商品が大人にとっては害がなかったとしても、まだ消化器官や防衛反応が十分に発達していない子どもにとっては何かしらの悪影響を及ぼす場合があります。

健康を促進するために飲んでいるのに、体に害を及ぼしてしまったら本末転倒ですよね。
そのためにはまず、余計な添加物が入っていないかを確認するのが重要です。

いくつもある添加物の中で、青汁が特に含んでいる可能性があるのが甘味料です。麦芽糖やフラクトオリゴ糖、トレハロースなど、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

これらは天然甘味料のため、体に害がないように思う方も多いかもしれませんが、取りすぎると血糖値が上昇することがあります。
また、子どもの場合にはそれによって小児糖尿病につながる危険性もあります。

また、アスパルテームやL-フェニルアラニン化合物、スクラロースといった人工甘味料は取りすぎると味覚が鈍くなってしまったり、分解されずに体内に蓄積していってしまうことがあります。
科学的に製造された物質なので、体内に蓄積すると害を及ぼす危険性があります。

また、ペクチンやキサンタンガムといった安定剤や乳化剤は品質維持の為に必要な面もありますが、毎日飲み続けると下痢などを引き起こす危険があります。

最後にソルビン酸やプロピオン酸といった保存料はガンを発症する危険性もあるため、極力摂取しないのがおすすめです。

 野菜不足を解消するために飲むため、青汁は習慣的に毎日飲む方が多いと思います。
その為、何か有害物質が含まれていた場合には毎日体内に悪影響を及ぼすものを摂取していることになってしまいます。

そうならないためにも、極力これらの添加物が含まれていないものを選びましょう。

4.2栄養が豊富に含まれているものを選ぶ

子どもが不足しやすい栄養素はいくつかありますが、特にビタミンや鉄分、食物繊維が不足しやすくなっています。
特に成長期のお子さんにとっては健全な成長の為に欠かせないものとなっているため、これらの栄養が豊富に含まれているものを選ぶのがおすすめです。

鉄分は、血液を作ることで酸素を体内に運搬する働きがあります。特に思春期になるに連れて女の子は鉄分を意識的に摂るのがおすすめです。

この鉄分が不足すると、イライラして集中力が切れやすくなってしまいます。
鉄分は緑黄色野菜である、ほうれん草やケールなどに豊富に含まれているため、これらの材料が含まれているものがおすすめです。

また、野菜に多く含まれているビタミンの中でも、子どもはビタミンA,B,Cが不足しやすいと言われています。
葉物野菜の場合これらのビタミンも多く含まれており、代謝の促進にも役立つため、成分表を確認してこれらのビタミンが多いものを選びましょう。

小学生の40%は便秘だと言われています。便秘を解消するためには、食物繊維が不可欠です。
しかし、どの食物繊維でも便秘に効果があるわけではありません。
水に溶けない不溶性の食物繊維が便秘に効果的であり、それに特化した青汁もあるのでお子さんが便秘に悩んでいる場合はそれらの商品を確認するのもいいかもしれません。

4.3原材料に注意して選ぶ

青汁の原材料は主にケールや明日葉などの葉物野菜です。こだわりを持っている会社の製品はこれらの原料となる野菜は全て国産、無農薬で生産している場合もあるため、自分が購入を検討している製品の原材料はどこで作られているのか、安全性は高いのかなどを確認するのがおすすめです。

5.子供に人気の青汁とは?

そうは言うものの、無数の青汁の中から選ぶのはなかなか難しいですよね。今回は子供用の製品の中でも、特にお子さんに大人気な野菜嫌いな子でも飲むことができる青汁を幾つかご紹介していきます。

5.1フルーツの味だから飲みやすい、こどもバナナ青汁

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こちらのこどもバナナ青汁のすごい所は、子どものために作られたと言っても過言ではないところです。
野菜嫌いな子が青汁を嫌う時、その独特な葉っぱの匂いや強い味を嫌がりますが、特有の匂いは一切ありません。

これは、ある程度匂いが弱い大麦若葉やケールを使用した青汁に加えてバナナ、りんご、パイナップル、グレープフルーツ、マスカット、ももといった6種類にも及ぶ果物を加えているからです。

その為、匂いは完全にフルーツジュースであり、味はバナナの味が強く出ています。

また、ただの青汁にフルーツを加えただけではないのがこちらの青汁です。
乳酸菌とビフィズス菌が含まれているため、お腹を壊しやすい子にも腸にやさしく消化されていきます。

加えて便秘気味の子には野菜に含まれた食物繊維と一緒に作用するため、便秘解消の効果が見込めます。

香料や乳化剤などが含まれているものの、人工甘味料は一切使用せず、ミネラルが豊富に含まれた黒糖が使われています。その為、安心して飲ませることができますね。

こちらは1ヶ月分の30包で3880円です。子供用に作られているので薄めて作るなどの配慮をしないでもそのまま飲ませることが出来る手間入らずの商品です。

5.2粒だから青汁の味が苦手でも安心、ステラの贅沢青汁

どんな青汁であっても、どうしても野菜の匂いを感じてしまって飲むことができないお子さんにはこのステラの贅沢青汁がおすすめです。

何と言ってもステラの贅沢青汁は、通常の液体とは違って錠剤で販売されています。
その為、匂いは感じず、あまり水分を取らない子であってもすぐに飲むことが出来ます。

もちろん錠剤が飲めない子は飲むのが難しいものの、味や匂いが気になって青汁を飲めない子にとってはいちばんのおすすめ商品です。

大人は1日1回、3錠飲むよう奨励されており、お子さんは1錠から始めるのもいいかもしれません。
90粒で2980円とオトクな値段なので、錠剤が飲める子にはおすすめです。

5.3抹茶風味が強くて飲みやすい、青汁三昧

青汁三昧は、多くの商品が使用しているケールを使用していません。
ケールに比べると大麦若葉の場合はクセが弱いため、匂いが少し苦手な子でも匂いを気にすることなく飲むことができます。

また、青汁三昧のバアには抹茶を加えることで抹茶風味に寄せた味付けにしているため、牛乳などと一緒に飲むとカルシウムを取りながら抹茶ミルクを楽しむことができます。

1杯50円程度で購入することが出来るので、兄弟が多い場合などには経済的に購入できるのも人気の理由です。60本入りで6000円です。

5.4野菜ジュースのように楽しめる、こどもフルーツ青汁

こどもフルーツ青汁も子供用に開発された青汁の1つです。こどもバナナ青汁に比べると、13種類の野菜に4種類の果物をブレンドした野菜ジュースに大麦若葉の青汁を加えているようです。

かなり野菜ジュースやフルーツジュースに似た匂いや味わいのため、ジュース感覚で手軽におやつの時間などにも飲むことが出来ます。

ただ、そのかわり他の青汁商品に比べると青汁の成分はそこまで含まれていない為、青汁本来の効果を期待する方にはあまりおすすめしません。60本入りで8208円です。

6.子供に飲ませる時に注意するべきポイントとは?

子どもにとっては美味しい青汁であっても、毎日飲んでいるうちに体に悪影響を及ぼしていれば元も子もありませんよね。

飲ませる時に注意しておきたいポイントを確認しておきましょう。

6.1有害な添加物が入っていないかを確認する

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青汁の原料は主に緑黄色野菜であるケールや大麦若葉、そして明日葉などです。

これらは通常畑で作られることの多い野菜ですが、栽培環境が国内なのか、外国なのか、また、農薬などを使用されていないかなど含まれている材料の安全性を確認しましょう。

加えて保存料や着色料、人工甘味料といった食品添加物ができるだけ含まれていないようなものを選ぶのがおすすめです。

6.2飲みすぎないように気をつける

青汁には豊富にビタミンが含まれています。ビタミンを摂るのは良いことですが、ビタミンAの過剰摂取はおすすめされません。

ビタミンA,は水に溶けない性質があります。水に溶けない場合、そのまま尿に溶け込んで体から排出されないため、どんどん体内に溜まっていってしまいます。

ビタミンAが体に溜まっていってしまうと、髪の毛が抜けたり、皮膚が乾燥する他、頭痛を感じるなどの症状が現れます。
人によっては食欲がなくなってしまうので、成長期のお子さんにとってはビタミンAの過剰摂取は気をつけなければならないことです。

成人用に作られている青汁の場合には、1日2杯以上飲んでしまうと1日に摂るべきビタミンAはとり過ぎになってしまいます。
特に小学生低学年までは1杯分の青汁を薄めるくらいでちょうどいいかもしれません。

もちろん一日だけ青汁を飲みすぎてもすぐに排出できるため、問題はありません。
しかし、毎日過剰にビタミンAを摂取すると、本来排出できる以上のビタミンAが体内に残留してしまいます。

青汁で摂るべき野菜の栄養を全て摂ろうと考えるのではなく、あくまでも小さいうちは野菜不足を補うために青汁を飲む考え方で、とり過ぎに注意しましょう。

6.3検査をしていることを確認する

ケールや大麦若葉、明日葉といった野菜は、安全面を確認するために残留農薬検査などが行われています。これらは基準値をこす農薬が含まれている野菜を全て排除するため、安心して口にすることができます。

購入する商品はこれらの検査を行っているのかどうか、また、農薬を使用しない作り方なのかを確認した上でお子さんに飲ませるのがおすすめです。

7.青汁嫌いな子におすすめ、アレンジレシピとは?

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一度食べたものをまずいと評価すると、子どもの場合どんなに工夫しても中々食べてくれなくなってしまいますよね。

特に青汁は見た目が緑色なので、野菜嫌いの子にとっては親しみづらい飲み物なのではないでしょうか。そんな子どもに毎日美味しく青汁を飲んでもらうために、いくつかレシピをご紹介していきます。

また、何かと混ぜることによって、青汁も薄くなるのでお子さんにとっては余分に栄養をとりすぎることもないというメリットもあります。

7.1カルシウムも一緒に取れる、まろやか青汁ラテ

抹茶風味の味付けになっている青汁も多く販売されています。両親がもともと抹茶風味の青汁を飲んでいた場合には、1人分の半分を牛乳や豆乳などに混ぜる青汁ラテを作ってみてはいかがでしょうか。

朝ごはんをなかなか食べられない子でも、ビタミンやカルシウム、タンパク質など豊富な栄養を含む青汁ラテが朝ごはん代わりになります。牛乳嫌いの子にとっては牛乳臭さなどが打ち消されるため、これがきっかけで牛乳を美味しく飲めるようになるかもしれません。

7.2冷たい甘みで青汁の匂いも気にならない、青汁アイスクリーム

冷たさを感じると、味覚がある程度鈍くなると言われています。その為、青汁とアイスクリームを混ぜて食べると青汁の苦味が消され、美味しく食べることができるようです。

バニラアイスクリームの場合にはバニラの匂いが青汁の匂いをかき消してくれるため、匂いが苦手な場合でも気にならなくなるようです。

それでもどうしても味が気になるお子さんの場合には、はちみつやメープルシロップをかけるのもいいかもしれません。砂糖と違ってミネラルを始めとした栄養が含まれているので、かけることでよりよい効果がみこめます。

それに加えてフルーツを添えることで、ちょっとした豪華なおやつにもなり、スナック菓子に比べるとたくさんの栄養が含まれた健康なおやつとして食べることが出来ますよ。

7.3知らないうちにもりもり食べてしまう、青汁入クリームシチュー

飲み物やおやつだけではなく、青汁は料理に混ぜても構いません。

特に、子どもも大好物なクリームシチューは野菜もたっぷり含んでいるおり、濃厚な味わいのため、青汁を混ぜても匂いや味に気づくことはありません。また、材料は根菜類が中心なので、青汁で緑黄色野菜の栄養素をカバーすることもできます。

クリームシチューとサラダを出してもサラダを食べてくれないとお悩みの方は是非一度青汁を入れたクリームシチューを作ってみてはいかがでしょうか。

8.まとめ

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青汁を飲むことによって、無理に野菜を食べさせるストレスからも開放される他、いつでも手軽に栄養を摂取することが出来ます。

青汁で野菜不足が解消されると、代謝が良くなったり、集中力が上り、便秘解消するなどさまざまな効果が見込まれます。
また、もちろん成長に欠かせない栄養素を効率よく吸収できるのでよりよい成長ができます。

青汁で全ての野菜を摂ることは出来ませんが、今の食生活に加えて野菜不足を補うという考え方で、一度青汁を飲ませてみるのもおすすめです。